小咄ー18 「生みの苦しみ」
ある町で女達が揃って仏様の所へお願いに来た。「偉い仏様、私達の亭主は、みんな子供を欲しがるんです、生みの苦しみもしらずに。けれど二人で作ったこどもなのに女だけが苦しい思いをするのはオカシイです。どうか亭主にも同じ苦しみをするようにして下さい。」
「そうか、わかった。お前たちの願いは叶える」
それから暫くして熊八の女房が産気ずいた。
熊八は前もってその話を聞いていたので、心配して女房の腹を撫でていたが、全く痛くないので安心してタバコを吸っていた。
だが急に表が騒がしくなって、ただならぬ叫び声が続いた。驚いて飛び出してみると隣の男が七転八倒していた。
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