目の記憶
最近気のついた事、選挙で騒がしかったテレビも少し落ち着いて平常に戻った。そこでちらちらと出てくる少し気になる現象があった。政治家は殆どがノーネクタイだが、アナウンサーやコメンテイたーのネクタイである。斜め縞が主流らしいが、この斜めの流れかたが、今までとは異なる。向かって右上から左下へ、つまり右肩上がりが従来のキマリだった。ただ一社だけこのキマリに反して左上から右下へ流す会社があった。これはイギリスのメーカーで、以前は目立ったものだった。特許や意匠登録のようなものが、ここに存在するならば、このメーカーの製造や販売が強くなっている証拠で喜ばしいことだ。私の長い制作活動の中で、斜めの構図は右上がりに納めることが鉄則としてきた。これは人間の視覚の中での安定さの問題で、右ききの腕が多いように、この方が安心なのだ。本当は、一枚の織物にネクタイの型をおいて裁断する時で、右あがり、左上がりは決まるらしいのだが、長年の目の記憶とは恐ろしいものです。(一般的にはどうでもいい話)
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